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施政方針(平成30年度)


 町民の皆様から信任を得て町政の舵取りを任されてから、4年の月日が経過しようとしております。町民の皆様からは、心温まるご支援と、多大なご協力を頂き、「明るく活力のある町づくり」のために全身全霊を注ぎ、取り組んで参りました。

 「閉塞感を払拭する」これが私の第一声でした。私は、この4年間で町の心が未来に向けて歩み始めたことを実感しております。しかし、人口減少とそれに伴う地域経済の縮小という大きな問題が目の前に立ちはだかる中、地域社会の維持・活性化に向けた施策を深化・展開させ、更に開かれた町を目指さなければなりません。そのために最も必要なことは、全ての世代の住民、全ての地区の住民、町民全ての力と勇気です。「オールながのはら」を形にすることが、私に課せられた使命と考え、もっと前へ長野原町を前進させていく所存でございます。

 平成30年度の一般会計予算総額は、過去最高となる約139億円という、6千人規模の自治体としては、想像を超える大きな予算編成となりました。平成30年度は「子育て経済的支援・高齢者生きがい支援」「障害の有無や年齢差によらない元気な町づくり」「八ッ場ダムと共に生きる持続可能な町の構築」「オールながのはら連携による町づくり」を重点テーマとして、私の町政に対する所信を述べさせて頂きます。

○子育て経済的支援・高齢者生きがい支援

 子どもは町の宝であり、高齢者は町の誇りです。長野原町で生活をする全ての子ども達が、健やかに、はつらつと成長していくために、学校と行政、家庭や地域が一体となって、未来を担う子ども達を育んでいかなければなりません。昨年は「応桑こども園」を開園させ、応桑・北軽井沢地区の子育て世代の悲願でもあった保育所機能を持たせることを実現致しました。それと同時にこども館の整備もスピード感をもって進めさせて頂いたため、放課後、子ども達の「居場所」と「時間」の確保に大きな改善が見られました。平成30年度は「中央こども園」を開園させる他、子ども達が明るく、そして楽しく学べる学校の環境を整えていくと共に、温かい教育体制を構築できるように、学校と行政がしっかりと連携を図り、支援体制を充実して参ります。また、それと同時に給食費を無償化にするなど、より子育てしやすい環境をつくるために、母親の目線、父親の立場に立った経済的支援のスキームをつくり、適切な応援を今後拡充していきたいと考えております。

 超高齢社会の到来を目前に控え、長野原町においても高齢者の方々が、住み慣れた地域で自分らしく生き生きと過ごせるように、行政と医療や介護、そして地域が一体となって高齢者の生活を支えていかなければなりません。特に、医療機関との連携は必要不可欠であります。公立病院である西吾妻福祉病院やへき地診療所をはじめ、各医療及び介護施設との連携の強化を図って参ります。それと共に重要なことは、高齢者の方々がいつまでも明るく、笑顔で過ごせるために、居場所や生きがいづくりが喫緊の課題であると捉えております。川原畑地区のグランドゴルフ場は、平成30年度から運用が開始されます。横壁地区の屋内運動施設に関しても、建築工事がスタート致します。既存施設も含め、運用方法やシステムを構築することが非常に重要であり、高齢者のみならず万人が楽しく利用できる場所となるように整備して参ります。生きがいづくりの根幹を担う老人クラブ連合会を更に盛り上がる組織にするために、支援体制を充実して参ります。また、シルバー人材センターの現状を見直し、高齢者が活躍できる場所を増やしていきたいと考えております。とにかく、子ども達や高齢者を地域で支えることのできる地域コミュニティーの再生には、居場所づくりや生きがい支援が最も重要なファクターであります。

○障害の有無や年齢差によらない元気な町づくり

 「人口減少社会にどう向き合っていくべきか?」これは、地方の自治体全てにおいての悩みであることは間違いありません。「人口減少をいかに克服すべきか?」を考えることは必要なことでありますが、「人口が、ある一定まで減少してもいかに元気に生きていけるか?」を考えることも非常に重要なことです。そのためには、障害者やその保護者の立場に立った町づくり、高齢者や幼い子ども達の立場に立った町づくりが必要です。在宅福祉事業を強化し、地域包括ケアシステムを構築していくことは、今長野原町に課せられた最大の課題の一つであります。このシステムは地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくものですが、地域間や民間との連携に加え、近隣町村との連携も大きなポイントになってくると考えます。平成30年度は、特に医療介護施設と連携協力してシステムの礎をつくって参ります。

 防災に関して、昨年は町民の防災意識を高めることを目的に、長野原町では初めての試みで防災フェスタを開催致しましたが、30年度も町民の意識を向上させるための施策を展開していきたいと考えております。

 交通弱者対策として、昨年スタートした外出支援バスに関しても、福祉バスと併せて住民の皆さんのニーズに合ったバス事業に進化させていきたいと思います。また、幅広い高齢者や障害者が利用できるように、温泉入浴事業も拡充する予定であります。

 近年、児童等の発達障害が顕在化する中、早い段階での対応が重要だということに着目し、長野原町では事業を民間に委託し、児童発達支援事業所を開所することに致しました。これは吾妻郡でも初めての施策であり、将来は長野原町民だけにとどまらず、近隣町村にも利用者を広げていきたいと考えております。これら福祉事業を考える時、外すことができない重要な組織があります。それは社会福祉協議会です。私は、これから元気な長野原町をつくっていくためには、社会福祉協議会の改革が必要不可欠であると考えております。平成30年度は、社会福祉協議会がもっと町民の皆さんと寄り添い、共に歩んでいける組織に変えていくための第一歩の年にして参ります。そして、長野原町は「生きる力を育む町」をスローガンに、全町民で歩んでいくことを宣言致します。

○八ッ場ダムと共に生きる持続可能な町の構築

 60有余年「八ッ場ダム問題」として、常に問題視されてきたこの事業も、残すところ2年となりました。私は「やんば」を「問題ではなくブランドへ」「問題からブランドへ」というスローガンを掲げ、声をあげて参りました。各地区の皆さんも、この時を正念場と捉え、一生懸命頑張ってくださっております。若手を中心とした「チームやんば」という組織まで生まれました。明るい未来のやんば地域をつくるためには、今が一番重要な時期です。長野原地区では、JR長野原草津口駅と一本松地区を繋ぐ自由通路や、琴橋の架け替え工事、そして公園などが整備されます。林地区には、町道等のインフラ整備の他、埋蔵文化財保存センターや農林産物集出荷加工所の建築が始まります。川原畑地区においては、グランドゴルフ場が完成し、その後スポーツ公園の工事を予定しております。川原湯地区は、温泉幹線街路の工事が急ピッチで進む中、川原湯温泉駅に隣接するアウトドアレジャーを中心とした地域振興施設を進めて参ります。そして横壁地区においては、屋内運動施設をはじめ観光施設を計画しているところであります。また、ダム事業ではありませんが、生活再建事業の一環として、長栄橋の架け替え工事を進めて参ります。この2年間で、八ッ場ダム周辺が大きく生まれ変わります。しかし、それと同時に維持管理の問題を平行して考えていかなければなりません。残り2年の間に、国土交通省、群馬県、そして長野原町の3者で、維持管理の担当をしっかりと明確化し、町民の皆さんにお示しできるように致します。また、この60有余年かけて作り上げた長野原町の宝を、長年にわたって維持し、守っていくことは我々の使命であります。この八ッ場ダムと長野原町が、将来持続可能な発展をしていくために、維持管理を含め町全体の地域振興を担う組織を、2年後のダム完成を目途に構築していくことをお約束致します。

○オールながのはら 連携による町づくり

 重点テーマとしてここに掲げたものは、全てが連携・協力なくして成し遂げられるものではありません。その他にも、町の基幹産業である農業をもっと強くしていくためにも、有害鳥獣による被害対策や農地等の多面的機能保全の事業など、更に拡充を図って参りますが、これに関しても地域の皆さんのマンパワーや連携が必要です。全国的にも注目を集めている、酪農ヘルパーに地域おこし協力隊を投入することには、JAや地元農家の協力が必要です。

 浅間山北麓ジオパークも、嬬恋村と連携して更に盛り上げていく所存でございます。また、包括協定を結んでいる跡見学園女子大学との協働事業も、長野原町の宝である長野原高校が行っているコミュニティーハイスクールのことも、全てにおいて大きなポイントになるのが「連携」でございます。平成30年、長野原町役場職員の目標も「連携」という2文字を掲げ、意識を統一したところでございます。

 平成30年には、役場新庁舎及び住民総合センターが完成致します。交流スペースを設けたエントランスホールを始め、280席を有する交流ホール、心地よい空間が広がる図書資料室が、まさに多くの連携と協力を得て、お披露目できる予定です。新たなる町のシンボルとなることは間違いありませんが、町の交流の拠点、更には吾妻郡の拠点になることを私は信じています。「オールながのはら」を形に、長野原町民全てが連携の心を持ち、共に歩んでいくことを願うばかりでございます。私も皆さんの期待に応えるべく、粉骨砕身の思いで全力を尽くす覚悟でございますので、町民の皆様の更なるご協力並びに連携の力を賜りますよう、伏してお願い申し上げ、平成30年度に向けての施政方針とさせて頂きます。

長野原町長 萩原睦男 


−お問い合わせ−
長野原町役場 総務課 総務係
電話0279-82-2244
FAX0279-82-3115


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